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コラム
第14話 音楽の三要素  by 矢萩 秀明


音楽の三要素であるメロディー(旋律)とリズム(律動)とハーモニー(和声)は、それぞれが調和した時に美しい音楽となる。
私達の人生もまったくこれと同じだと思う。


メロディーは、人間の振るまいを表している。
オーケストラを構成するたくさんの楽器のそれぞれに役割に応じたメロディーがあり、それらが調和を保って動くことで音楽が豊かになっていく。もし、勝手気ままに動いていたらめちゃくちゃなものになってしまうだろう。


ハーモニーは、人の調和を意味する。
オーケストラの各楽器の音域や音色や奏法が違うように、お互いの違いを認め合いながら、その長所を活かし欠点を補い合うことで素晴らしいアンサンブルが可能になる。
お互いの違いを認め合うことは平和への第一歩だ。


音楽の三要素の中でも特に重要なのがリズムだ。
リズムは「律動」と訳されるように、法則や規則に従って動くことを意味している。
律動の「律」は法則や規則を意味する。
音楽の上では拍子やビートなどの数のシステムに従うことだが、もっと広く捉えると個人の所属する国や社会や組織や集団の法や規則に従うことと言えるだろう。
しかし、これを突き詰めて考えると哲学的・宗教的になってくる。
あえてどんな宗教にもかたよらない言い方をすれば、「宇宙を貫く法」に従うことである。
法に従わない自由は混乱と破壊を招くだけであるように、リズムに乗らない演奏は音楽として成り立たないものだ。


このように見てくると、宇宙を貫く根源の法に基づき、良き人間として振る舞いながら、人々と調和して生きていくのが真の音楽家の生き方なのではないかと結論される。


2007年5月25日
矢萩秀明


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