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コラム
第15話 数学と音楽  by 矢萩 秀明


今日は休みを取ったので久し振りに家でのんびりくつろぐことができた。
夜、TVで「博士の愛した数式」を見た。
数学者の目的は何か?
数学上の発見をしたところで何か生活が便利になるわけでも、お金が儲るわけでもない。
数学者の真の目的は数の真理を明らかにすることだそうだ。
数学者は数式の美しさをこよなく愛しているのだそうだ。


何かミュージシャンも似ている気がする。
仕事の上で売れっ子になるかどうかは本当の目的ではないのではないだろうか?
数学者が数式の美しさを純粋に愛するように、音楽家も良いサウンドや曲や演奏ができたことを心から喜ぶのだ。
それが売れないよりは売れた方がいいけれど、それはあくまで結果論にすぎないのだと思う。
数学者も音楽家も真理に近付くことに人生を捧げていると言う点で共通している。
数学、と言うよりは算数の苦手な私には意外な発見で面白いと感じた。

こんな話を聞いたことがある。
ジョン・ルイスの主催するあるジャズ・ワークショップに参加しレッスンを受けたある若者がこんな風に質問をした。
「こういうことを学んでジャズでメシが喰えるようになるんですか?」
その態度には不遜なムードがあった。

ジョン・ルイスは、彼らを諭すようにこんな風に言ったそうだ。
「お金が儲るかどうかよりも、ジャズが演奏できるようになるということ自体が素晴らしいことであり、何よりの喜びなのではありませんか?」
まったくそうだと思う。
私もそのように生きたいと思う。
また、そのようなミュージシャンの仲間に出会いたいと願っている。


2007年5月20日
矢萩秀明


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