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コラム
第25話 曲のテンポと演奏ビート・テンポとサブ・ディビジョンの関係k性について by 矢萩 秀明

曲のテンポと演奏ビート・テンポとサブ・ディビジョンの関係k性について

 拍子記号に示されるビートを、「基本ビート」と呼び、その速度を「基本ビート・テンポ」こ呼ぶことにします。
さらに、演奏者が演奏する時に、実際に脳内で想定しているビートを、「演奏ビート」と呼び、その速度を「演奏ビート・テンポ」と呼ぶことにします。
「演奏ビート・テンポ」には、次の三種類があります。

*「オリジナル・テンポ(Original Tempo)」
*「ダブル・テンポ(Double Tempo)」
*「ハーフ・テンポ(Half Tempo)」

「基本ビート・テンポ」と「演奏ビート・テンポ」が同じ場合には、「オリジナル・テンポ(Original Tempo)」と呼びます。
例えば、「基本ビート・テンポ」が、?=100の曲の演奏において、「オリジナル・テンポ(Original Tempo)」は?=100です。

基本ビートに対して、半分の音価の音符を演奏ビートにした場合、演奏者はあたかも、1拍が倍のテンポになったかのように感じて演奏しています。この感じ方を「ダブル・テンポ(Double Tempo)」、俗に「倍テン」と呼びます。
この場合に、「演奏ビート・テンポ」は?=200です。

基本ビートに対して、2倍の音価の音符を演奏ビートにした場合、演奏者はあたかも、1拍が半分のテンポになったかのように感じて演奏しています。この感じ方を「ハーフ・テンポ(Half Tempo)」、俗に「半テン」と呼びます。
この場合に、「演奏ビート・テンポ」は?=50です。

サブ・ディビジョンとは、直訳すると、「副次的な分割」という意味になります。
「ディビジョン(Division)」とは、「分割」という意味で、ここでは、基本ビートの1拍を何分割するかを指しています。4/4の場合、基本ビートは4分音符ですから、これを2分割すれば8分音符に、3分割すれば3連符に、4分割すれば16分音符に、6分割すれば6連符に、8分割すれば32分音符になります。

通常、ある曲が、8ビートや16ビート、シャッフルといった、固有のリズム・ジャンルに属している場合、そこには
メインとなる演奏ビートが存在します。

例えば、4/4の8ビート(Rock)や16ビート(Funk)、シャッフルは、拍子はどれも同じですが、中心となる演奏ビートは、それぞれ、8分音符、16分音符、3連符になります。

通常は、中心となる演奏ビートの音符を使った基本的なリズムと、そのバリエーションのリズムとによって、演奏を組み立てていきます。

しかし、これだけだと、リズムの多彩さが乏しくなったり、基本的ビート・テンポによっては、スピード感を十分に表現出来なかったり、それらの組み合わせや変化による情感の自由な表現を阻害する結果になることがあります。

リズムの多彩さやスピード感の演出の為に、メインとなる拍の分割(メイン・ディビジョン)とは別に、もう一つ、副次的な拍の分割を加えます。これが「サブ・ディビジョン(Sub Division)」です。
どんなサブ・ディビジョンを使うかは、メイン・ディビジョンが何なのか?や、基本ビート・テンポがどのくらい
なのか?によっても変わってきます。

これらの、リズム的な自由さを獲得する為に、演奏ビート・テンポとサブ・ディビジョンについて理解し、その能力を向上させる事が大変重要です。

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