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コラム
第27話 左手とネックの交差角と傾斜角について by 矢萩 秀明

 クラシック・グリップで、指板の1弦10fに1指(人差し指)を置いて、4本の指をそれぞれ順番に並べた時、ネックと左腕は直角に近く交わりますが、左腕はやや回外した状態で、傾いています。
それは、左手のそれぞれの指の長さが同じではなく、かなり差があるのに、同一弦上に指先の位置を揃えなくてはならないからです。

指先が1弦上にある時に、左腕の傾斜角は一番小さく、結果として、指板に対して最も斜めに指が交差することになります。

6弦に向かって弦を移動する毎に、腕の傾斜角は大きくなり、結果として、指が指板に対して交わる角度は、直角に近づいていきます。

そして、6弦を押さえる時に、左腕は完全に回外した状態になり、指板と指の交差角ほ、ほぼ直角になります。

ネックと左腕の交差角は、ポジションにかかわらず、原則として、60〜90度くらいに保つようにしなければなりません。
その為に、ミッド・ポジションとロー・ポジションの間のポジション移動は、左脇を開いrたり閉じたりして、肘や腕ごと移動します。
そうやって、左腕とネックの交差角を一定に保つのです。
しかし、何弦を押さえるかによって、左手の傾斜角も、指板と指の交差角も微妙に変化します。

ところが、指板と指の交差角を、1弦と同じにしたまま、1弦から6弦に向かって弦移動する人が多いのです。
こうすると、4弦辺りで3指(薬指)や4指(小指)を使おうとした時に、途中で、指先が弦に届かない事に気づいて、慌てて左手を回外して、傾斜角を大きくすることになります。
その為、必要以上に大きな動作になってしまったり、肘まで動いてしまったり、弦を押さえるのが不安定になったりしてしまうのです。
こうしたフォームの乱れは、演奏を荒くし、より早い速度での演奏をしようとする時の妨げになります。

弦移動を伴った指練習の際に、こうした左手の動作の基本を注意深く訓練して、無駄の無い左手の動きをマスターしましょう。

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