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コラム
第38話 白玉ストロークについて by 矢萩 秀明

 白玉(しろたま)は、正式の音楽用語ではありませんが、伴奏の仕方の一種を指す俗語としてプロの間でよく使われる言葉です。
白玉とは、全音符が白い玉のように見えることから、全音符などの長い音価を持つ音符を使ってコードを弾くことを指します。ギターによるバッキングでもしばしば使われる手法です。
ストロークのスピード、ストロークの向き、弾き始めるタイミング、ピッキングのアングルなどにより効果が異なります。

◆しょんぼりした感じの白玉

手首を使ったダウン・ストロークを使い、やや遅めのスピードで弦を順次弾いて、手を静かに止めます。
1弦に向かってスピードを落としていくので、段々音量が下がっていきます。

◆凛とした感じの白玉

手首を使ったダウン・ストロークでやや遅めのスピードでアルペジオを弾いていきます。
1弦を弾き終わったらすぐに手首で軽くアップの空振りをの動作をします。この時に腕が一緒に少し動いても構いません。
これを連続した動作として行います。すると、1弦まで音量が下がらないアルペジオになります。

◆スピード感のある白玉

6本の弦をすべて押さえてダウン・ストロークでコードを弾く場合、6弦から順次弾いていき最後に1弦を弾くことになります。
この場合、6弦を弾き始めた時と1弦を弾き終わった時とではわうかですが時間差があります。
この6弦から2弦までの時間差の部分を白玉を弾こうとする小節の前に来るようにタイミングを調整します。そして最後の1弦が鳴る瞬間を小節の頭に持ってくるのです。つまり弱起になるように弾くのです。

◆ゆったり感を出す白玉

スピード感のある白玉の弾き方とは逆に、小節の頭のタイミングから弾き始めます。すると1弦を弾き終わるタイミングがインテンポではなくなりますが、これがゆったり感を演出します。

◆場面を強調する白玉

白玉は、一般的にはダウン・ストロークでコードで弾きますが、アップ・ストロークで弾くと場面がさっと切り替わったような感じを演出できます。

以上のような弾き方の違いにさらに順アングル、平行アングル、逆アングルの音色の違いなどを加味するとさらに色々な表現ができます。

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