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Q&A
<Q12> ノンダイアトニックの時に使うスケールの判断が即座にできない。
Kさん (2002/07/24)
 こんにちは!初めまして。「これで征服!ロックギター〜」を買って自分なりにこつこつと音楽を学ぼうとしてるのですがノンダイアトニックのときに使うスケールの判断が即座にできないのです。例えばkeyCでE7とゆうコードが出てきた場合EミクソよりコードにあわせてEm7のm3rdをG♯にしてE7にして同じようにEのフリジアンの3番目の音を半音上げてEhmp5↓するような感じでスケールを判断しています。このような考え方でいつもスケールを判断しているのですがしばらく譜面とにらめっこして考えないとスケールの判断ができないんです。得に初見みたいな感じになってしまうとお手上げです。プロの方はこうゆう場合どのようにして(分散和音は使わずに)ソロをとっているのですか??やっぱり経験を積めばなんとかなるものなのですか??なにかまだ理論のコトよく分かってないのでうまく説明できないのですがよろしくおねがいします。スケールについては「これで征服!〜」にかかれているスケール(モードも含めて)だいたい理解しているつもりなのですが。。。


<A> 矢萩秀明

 Kさん、書き込みありがとう。私の本を買ってくれてありがとうございます。さて、ノン・ダイアトニック・コードの時に使うスケールの判断が即座にできないのでどうしたらよいか?と言う質問ですね。ノン・ダイアトニック・コードのコード・スケールを判断する場合、簡単な方法としては次の2つがあります。

1.ノン・ダイアトニック・コードのコード・トーンとその曲の調の基盤となるスケールを合成する。

 例えば、C Major Keyの曲でノン・ダイアトニック・コードのE7が出て来た場合。この場合、その曲の調の基盤となるスケールはC Major Scaleですから、これとE7のコード・トーンE#GBDを合成してスケールを割り出す。

C Major Scale C D E F G A B C

E7のコード・トーン E #G B D

コード・スケール E F #G A B C D E

2.ノン・ダイアトニック・コードの属す調を判定してその調のスケールを使う。

 ノン・ダイアトニック・コードが出てくる部分は転調していると判断します。(部分転調)そのコードがダイアトニック・コードとして含まれる調を探したり、前後の流れから判断して調を判定します。例えば、C Major Keyの曲でノン・ダイアトニック・コードのA7が出て来て次にDm7へ進行している場合。

A7がダイアトニック・コードとして含まれる調を調べると次の用になります。

Q12

 A7を前後の流れを無視して単独のコードとして考えるとこれだけの可能性がありますが、コード進行には前後の流れがあります。この場合、次にDm7へ進行しているので、C Major Keyの2度m7であるDm7を一時的にトニックの1度mと見立てて、その前にD Minor Keyのドミナント・コードであるA7を配置したと考えられます。だから、A7のコード・スケールはD Harmonic Minor ScaleをA音から並べ直したもの(A hmp5↓)になります。

 ちょっと回りくどかったですね。簡単に言うとA7がドミナントだとするとその解決先はD MajorかD Minor。解決先ガD MajorならD Major Scale(A Mixolydian)を、D MinorならD Harmonic Minor Scale(A hmp5↓)を使います。もし、まったく別のコードに進行している場合は別の可能性を考えます。

 さて、このようにして色々なノン・ダイアトニック・コードのコード・スケールを割り出すのですが、演奏しながら一つ一つ始めから考えていては演奏に間に合いません。そこで、こういう場合はこうと言うようにいくつかのケースにまとめておくと便利です。

代表的なものを紹介しますね。

1.(前に転調の予告が無く)突然出てきたm7コードはすべて(そのコードのルートから始まる)Dorianになる。

2.(前に転調の予告が無く)突然出てきたノン・ダイアトニックなルートを持つMaj7コードはすべて(そのコードのルートから始まる)Lydianになる。

3.(前に転調の予告が無く)突然出てきたダイアトニックなルートを持つMaj7コードは、4度Maj7を除き、すべて(そのコードのルートから始まる)Major Scale(Ionian)になる。

このようにまとめて覚えておくのです。

 また、プロはJAZZのスタンダードを学ぶことで様々なケースを学びます。

 JAZZのスタンダードにはあらゆるコード進行が出てきますから、それを理論的に分析(アナライズ)し、それに基づいて演奏してみるわけです。こうした中からよく使われるお決まりコード進行がいくつか見つかるはずです。こうしたお決まりコード進行に対して反射的に反応できるように訓練をくりかえしておくわけです。

 どうかな?参考になったかな?お気軽にG-Worksに遊びに来てください。


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