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Q&A
<Q54> 練習してもなかなか上達しません。
Sさん (2014/1/20)
 なかなか上達しません。練習の仕方が悪いのでしょうか?どうしたら上手くなれますか?

<A> 矢萩秀明

Sさん、ご質問ありがとうござぃます。

よく、「出来ない事が沢山あって、なかなか上手くならない。」と、嘆く生徒さんがいますが、それは根本的に心得違いしています。

練習の考え方として、大前提になるのは、「できる事を拡げて行く」ということです。
決して、出来ない事を数え上げることではありません。

新しい事を学べば、すぐにマスター出来なくて当然です。
私だって、プロになって40年ですが、まだ出来ない事もありますし、出来るようになりたいことも沢山あって、今だに、研究・勉強・練習をしています。
「もうこれでいい」と言うことは無くて、きっと、これは、一生変わらないのだと思います。

これまで出来なかった何かを、出来るようにする為には、出来ない事をいくら数え上げてもダメです。「0(ゼロ)」はいくつ重ねても「0」です。

その時点で、少しでも出来ていることがあったら、それを応用出来ないかを考えましょう。
もし、上手に弾くことが出来るフレーズがあったら、そのやり方で、もっと別のものも弾けないかどうか、考えてやってみるのです。

例えば、テンポが?=80で、32分音符を弾けるようになりたいのだとします。
4小節間、32分音符で弾き通そうとしましたが、出来なかったとしましょう。

ここで弾けないかことに落ち込んでも、何の進歩もありません。
1小節ならどうですか?
2拍の間なら弾けるのではありませんか?
もし、1拍でも弾けるのなら、それを足掛かりにして、2拍続けられるように練習しましょう。なるべく指順の簡単な2拍のフレーズを考えて、出来る事を増やしましょう!
2拍のフレーズが幾つか出来たら、それをつないで4拍のフレーズにしてみましょう!
1つのフレーズが出来たら、音の使い方を変えて、他のスケールやコードに対応出来るように作り変えてみましょう!
もちろん、テクニック的な分析もして、テクニックに問題が無いか検討することも必要です。
ただ、「これが出来ないから駄目だ。前進出来ない。」と考えずに、「これなら出来るから、このやり方を拡げてみよう。出来る事を増やして、少しでも前進しよう!」と考えるのです。

新しいテクニックやアプローチ方法は、自然に出来るようになるまで、時間が掛かるものです。焦らずにじっくり練習を続けましょう。
まあ、それにしても、工夫が必要ですよ。

キーワードは、「出来る事を拡げる」、「少しでも前進する」です。どうしたら一歩前進できるのか?考えましょう!

矢萩秀明

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