第93話 – 開放弦を使ったコード


この内容は拙著「ギター音楽理論 コードワーク編」、または「ロックギター音楽理論 コードワーク編」のどちらも89ページに記載されている「開放弦を使ったコード」の応用例です。

基本になるのはGM7コードです。

このコードは4弦のF#音と3弦開放のG音が半音でぶつかっています。
さらに2弦のD音と1弦のE音が長2度でぶつかっています。
これらのぶつかりが衣擦れのような繊細な響きを創り出しています。

次のコードはCM7(9,#11)です。コード・ネームを見ると何やら怖そうなコードですが、先ほどのGM7のベースを5弦のC音にしただけです。
4弦のF#が#11thのテンションで、2弦のD音が9thのテンションです。
よい響きがしますね。

3つ目のコードは、初めのGM7のベースがB音になったコードですが、2番目のコードのCM7(9,#11)のベースが半音下がってB音になったと考えても同じです。

4つ目のコードは、B♭M7(#11)です。
このコードは普通は1フレットを5弦から1弦までバレーして押さえますが、ここでは人差し指はバレーしないで5弦のB♭だけを押さえて1弦を開放のE音にします。2弦のD音と1弦のE音がぶつかりあって綺麗です。

5つ目のコードはAm7です。これはごく普通のロー・コードのAm7です。実はこのコードのコード・フォームをずらす事で1番目や2番目のコード・フォームが出来たのです。

6つ目のコードはAm7/Dです。Am7のベースを4弦開放のD音にしただけです。
ダイアグラムには書かれていませんが、1弦をG音にして押さえるのもいい響きです。

これらの開放弦を含んだコードを使ってこんなコード進行を作ってみました。

音はこちらです。