押さえていない弦が鳴ってしまいます。

2008.07.23


投稿者:Tさん

こんにちは、質問があります。
ソロのフレーズを弾いている時に押さえていない弦が鳴ってしまいます。
どうしたらいいですか?

矢萩秀明からの答え

ギターと言う楽器は音を出すことよりも音を出さないことの方が難しい楽器ですね。
弦を押さえる左手とピッキングする右手のそれぞれで弾いていない弦をミュート(消音)します。

右手のミュート

左手は何も押さえずに開放弦を1弦ずつピッキングっしていきます。

6弦をピッキングする時
どの弦も右手のミュートはできません。(ブリッジ・ミュート奏法は除きます。)

5弦をピッキングする時
右手の手の平の親指の付け根あたりを軽く6弦に触れてミュートします。
あくまでも触れるだけです。重心を置いてはだめです。
この時6弦以外はノー・ミュートです。

4~1弦をピッキングする時
同じようにして4弦をピッキングする時は5~6弦まで右手をかぶせるように触れてミュートします。
同様に3弦をピッキングする時は4~6弦まで右手をかぶせるように触れてミュートします。
同様に2弦をピッキングする時は3~6弦まで右手をかぶせるように触れてミュートします。
同様に1弦をピッキングする時は2~6弦まで右手をかぶせるように触れてミュートします。

左手のミュート

簡単な方法としては使っていない指で使っていない弦に触れてミュートするほうほうがあります。
しかし、基本的な問題としては左手の弦を押さえるフォームができていないことが問題なのです。
弦を押さえる時には1の指(人差し指)が最も大切です。
1指で弦を押さえた時に同時に他の使っていない弦のミュートができていることが理想です。

6弦を1指で押さえる時
1指はアーチのように曲げて使うのが原則です。
こうすることにより指の力が指先に集中しやすくなります。
そして1指の内側を5~1弦に触れるようにしてミュートします。
こうすれば6弦を押さえると同時に他の弦もミュートできます。
この状態を保ったままして2~4指を使うようにするのです。

指をまっすぐにしてバレーするように使うのは好ましくありません。
弦との加圧接触面積が増して力が分散してしまい、指先に集中しなくなります。

かといって、あまり指を立て過ぎると、指先への力の集中は良いのですが、使っていない弦のミュートができなくなります。

5弦を1指で押さえる時
5弦を1指で押さえる時に指先が6弦にかぶさるように押さえます。
こうすることにより5弦を押さえると同時に6弦もミュートできます。

もちろんこの時1指はアーチ状に使って指の内側で4~1弦に触れるようにしてミュートします。

あまり1指を立て過ぎると6弦のミュートができなくなるので注意。

4弦を1指で押さえる時
4弦を1指で押さえる時に指先が5弦にかぶさるように押さえます。
こうすることにより4弦を押さえると同時に5弦もミュートできます。
もちろんこの時1指はアーチ状に使って指の内側で3~1弦に触れるようにしてミュートします。
この時、6弦は左手ではミュートできませんが、右手のミュートを併用することによって6弦をミュートします。

3弦を1指で押さえる時
3弦を1指で押さえる時に指先が4弦にかぶさるように押さえます。
こうすることにより3弦を押さえると同時に4弦もミュートできます。
もちろんこの時1指はアーチ状に使って指の内側で2~1弦に触れるようにしてミュートします。
この時、6~5弦は左手ではミュートできませんが、右手のミュートを併用することによって6~5弦をミュートします。

2弦を1指で押さえる時
2弦を1指で押さえる時に指先が3弦にかぶさるように押さえます。
こうすることにより2弦を押さえると同時に3弦もミュートできます。
もちろんこの時1指はアーチ状に使って指の内側で1弦に触れるようにしてミュートします。
この時、6~4弦は左手ではミュートできませんが、右手のミュートを併用することによって6~4弦をミュートします。

1弦を1指で押さえる時
1弦を1指で押さえる時に指先が2弦にかぶさるように押さえます。
こうすることにより1弦を押さえると同時に2弦もミュートできます。
この時、6~3弦は左手ではミュートできませんが、右手のミュートを併用することによって6~3弦をミュートします。

このように右手左手が常にミュートのできるフォームにしておくことが重要です。
コード・ストロークの場合は基本的にはこれと同じですが右手の使う部位が異なってきます。

ミュートの練習はアンプにつないである程度音を出して練習してください。
エレキギターをアンプにつながないで練習すると他の弦が鳴っていることに気づかないまま右手・左手のフォームが定着してしまう恐れがありますのでご注意くださいね。
では根気強く練習してください。頑張って!