矢萩先生のベンドはなんでそんなにジャストピッチなのですか?

2020.08.04

G-WorksのYoutubeチャンネルにアップした動画をご覧になった方から次のような質問をいただきまぢた。

投稿者 Fさん

「矢萩先生のベンドはなんでそんなにジャストピッチなのですか?」

矢萩秀明からの答え

実はそうでもないのですがコツのようなものはあります。
簡単に言うとチューナー的に正しいピッチを目指すのではなく、伴奏のコードサウンドの中で気持ちよく響くピッチを耳で探すようにするのです。チューナーは普通、平均律ですからどの音にもほんの僅かに誤差があります。それに対して人間の耳は純正律を聴き分けます。耳で気持ちの良い自然なピッチを探すのです。気持ち良いと感じるのは純正律だからです。

練習方法としては、キーボードなどである和音を鳴らしておいて、そのサウンドが鳴っている中で、特定の1音を選んでベンドで弾きます。例えば3rdの音や7thの音などがいいです。そうしてベンドして気持ちのいい音程になるポイントを耳で探すのです。それを繰り返して正しいピッチではなく気持ちのいいピッチを弾けるようにします。

コツとしては、ベンドして直ぐにビブラートを掛けないで、ピッチが定まってからビブラートを掛けるようにします。

もう一つ注意すべき事は、弦によってベンドの力加減が違う事です。1弦も2弦も3弦もすべて違います。
こうしたことも考慮に入れて練習してください。

さらにもう一つはベンドを決めるためにはロックグリップにする必要があります。しかしクラシック・グリップを使ってフレーズを弾いた直後にベンドに移行するためには、グリップがスムーズに変化しなければなりません。それがうまく行かないままベンドするとイメージしたピッチにならないかも知れません。
この辺りのグリップの切り替えも大切な要素の一つです。

私はスタジオ・ミュージシャンとして仕事をしていたので、特にレコーディングの仕事ではベンドのピッチにとても気を使いました。
ヘッドフォンをするとピッチは取りにくくなりますから余計に難しいことでした。そこで上に説明したような練習を繰り返して自分を訓練しました。

上記を参考にしてやってみてください。