ピックを入れる深さってどうやってコントロールするんですか?

2020.09.17


投稿者 Hさん

ピックを入れる深さってどうやってコントロールするんですか?

矢萩秀明のお答え

ピッキングする時に、弦に対してどのくらいピックの先端を差し込むんで弾くかを「(ピッキングの)深さ」と言います。
例えば、「ピックの先端を弦に2〜3mm程度差し込んで弾く」などと言いますが、このピックの深さは言い換えれば弦とピックの距離になるわけです。これを変えるとなると、ピッキングする方の手を弦から遠ざけたり近づけたりするような印象を受けると思います。
だからHさんも「演奏しながら弦とピックとの距離を考えて調整するのは難しいな。」と感じて疑問を持ったのでしょう。

ピックの深さを決める要素は、ピックの厚みが同じなら、次の4つです。

①弦とピックの距離
②ピッキングする手の手首の角度
③ピッキングの仕方(フォーム)
④ピックを握る力

この中で①の弦とピックの距離に関しては、ピッキングを考える上での要素の一つではありますが、演奏しながら頻繁に弦とピックの距離を変化させると言う方法は現実的ではありません。演奏しながら弦とピックの距離が何mmになったかを考えたりはしません。
それよりも、②のピッキングする時の手首の曲げ具合に注目した方が良いと思います。
手首を真っすぐにしてピッキングしようとすると手はかなり弦に近づくので結果として深くピックが入ります。
逆に、手首を曲げるようにすると、腕を弦から離すようなフォームになり結果として浅くピックが入ります。
手首の曲げ具合によって深さが変わると思ってコントロールすると良いでしょう。
これは③のピッキングの仕方(フォーム)の問題とも関連しますがここでは省略します。

最後は④のピックを握る力によって深さをコントロールする方法です。
これは例えば、薄くて柔らかいピックと厚くて硬いピックとを比べてみると判り易いでしょう。
薄くて柔らかいピックは勝手にしなってしまうので、仮に弦に対して深くピックを入れたとしても弦をヒットした瞬間、ピックがしなり弦の抵抗をかわしてしまいます。結果として深さは浅くなります。
ところが厚くて硬いピックだと弦をヒットした瞬間もしならないので結果として深く入ることになります。
これは、厚みや硬さの違うピックを持ち替えた場合ですが、ピックの厚みや硬さが変わらないのであれば、ピックを握る力によってコントロールします。
ピックを緩く弱く持てば、仮に弦に対して深くピックを入れたとしても、弦をヒットした瞬間、ピックがしなるかのように斜めになり弦の抵抗をかわしてしまいます。結果として深さは浅くなります。
逆にピックを握る力を強めれば、弦をヒットした瞬間も弦の抵抗をまともに受け止めるので、それに負けずにピックングすれば結果として深く入ることになります。

私は、この②と④によってピックの深さをコントロールしています。
この辺りの事は文章だけでは判りにくいと思いますので是非、無料体験レッスンを受けて質問して下さい。
では頑張って!